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平鹿地方 近代への出発(平鹿地方史研究会)

2,160円(税160円)

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2,160円(税160円)

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〜目次〜

第1章(研究論文)近代国家の揺籃期における平鹿郡の動向
第1節 戊辰戦争と平鹿郡 …………………………………………… 1
第2節 自由民権運動と平鹿郡 ……………………………………… 14
第3節 大区小区制・町村制と平鹿郡 ……………………………… 33
第4節 学制と平鹿郡 ………………………………………………… 47
第5節 徴兵制と平鹿郡 ……………………………………………… 63
第6節 地租改正・地主制と平鹿郡 ………………………………… 74
第7節 殖産興業と平鹿郡 …………………………………………… 88
第8節 共同研究の計画と実施 ……………………………………… 107
第2章(活動記録)平鹿郡1200年の歴史像を求めて
第1節 本会の設立とこれまでの歩み ……………………………… 113
第2節 本会の会報『平鹿地方史研究』 …………………………… 122
第3節 本会会員・役員名簿 ………………………………………… 269
あとがき
共同研究・記念誌刊行担当者名簿

表紙写真 横手市観望(横手市雄物川町の三ツ森山から撮影)
口絵写真 戊辰戦争戦没者慰霊碑(横手公園内)
平鹿郡役所前景(『横手市史』通史編・近現代所収)




本書『平鹿地方 近代への出発』の刊行は、本会創立5周年記念事業として推進し、今遅まきながら達成することができました。どうにか刊行を果たすことができましたのは、会員を始めとして横手市内外の大勢の方々から賜った御支援と、研究活動・編集業務等に参加された方々の御尽力のお陰であり、改めて衷心から感謝をささげたいと思います。
さて、新しい横手市は8年前に秋田県内初の郡市一体合併の形で成立しました。旧横手市と旧平鹿郡の人たちは地縁関係が強く、1200年にわたり絆を結び固有の歴史を共有してきたという経緯が、この大同団結の背景にあるとよく言われました。ですから、私たちは古くからの絆を一層固め固有の歴史をもっと大事にして、相互理解と相互協力の実をあげ、せっかくの大同団結が大きな実を結ぶように努めたいと思います。
そのために役立つ図書・文献は、幸いに一通りそろっております。『横手市史』(本編全10冊、平成23年刊)、『横手市史』(昭和編、昭和56年刊)、『横手郷土史』(昭和8年刊)、『続横手郷土史』(同上)、『増田町史』(平成9年刊)、『平鹿町史』(昭和59年刊)、『雄物川町郷土史』(昭和55年刊)、『大森町郷土史』(昭和56年刊)、『十文字町史』(平成8年刊)、『山内村史』(平成2年刊)、『大雄村史』(平成13年刊)等々であります。
ただ、横手市(古来の平鹿郡)全体の歴史をもっと掘り下げてみたいと思った時──例えば各地域がどのように有無相通じてつながってきたのかと考える場合、有用な手掛かりや参考になる記載は上記の著書ではほとんど見られません。それは自治体史がそれぞれの地域を中心にして記述しているせいだけではなく、そういう地域間関係の全容がまだ十二分に究明されていないからだと思います。
つまり、前述のように「平鹿郡には固有の歴史がある」とよく語られながら、その実固有の歴史とは具体的にどんなことを指しているのか、それが必ずしも明明白白だったとは限らないと言わねばなりません。それで、改めて横手市(平鹿郡)全体を研究対象に選び、その歴史の固有性を探り歴史像を明らかにしようと思った有志の方々により、本会が創立(平成19年5月13日)されました。
そういう研究活動の一環として、今回は明治時代の前半に照準を当て、“平鹿郡らしさ”を探りました。もとより浅学非才の身で挑んだ課題であり、正直なところ「棒ほど願って針ほど叶う」の思いを禁じ得ませんが、不備は今後の研究で補いたいと思います。何卒御叱正賜りますようお願い申し上げ、刊行の御挨拶に代えさせていただきます。

平鹿地方史研究会会長  國安 寛