試し読み
2歳半の娘が医療ミスで脳障害児に
なぜ、なぜ? そして一家の人知れぬ苦悩が始まった。
本書は29歳で一生を終えた娘への愛と苦悩を、中卒の
母が渾身の力を込めて書き上げた悲痛な叫びである。
文章力の壁を越えて読者の心を打ち、生涯学習文集に
発表時、魁紙で紹介され反響を呼んだ。
セーラー服を着て歩いている同じ年頃の女の子を見ると、
娘も健康であればこうして通学していたのに、と思えて
悲しくなる。
夢でもいいから、娘のセーラー服姿を見てみたい・・・
一 薬の副作用で脳障害に P-7
二 養護施設へ P-21
三 花巻の病院で P-33
四 花巻の病院で、その後 P-38
1 娘の仲間たち P-38
2 娘の冬休み P-42
3 わかば便り P-47
4 バスハイク P-48
5 社会見学 P-50
6 娘の夏休み P-52
7 文化祭 P-54
五 私の日記 P-57
六 もしも私が死んだら P-74
1 夢 P-74
2 帰省 P-76
3 クリスマス P-81
4 正月 P-84
5 帰棟 P-86
6 もしも私が死んだら P-90
七 親の会への参加 P-92
八 娘の成人式 P-108
九 娘の死 P-115
私の幼時から就職まで P-125
一年生 P-125
二、三年生 P-126
四、五年生 P-128
六年生 P-129
中学時代 P-132
就職 P-132
実父 P-135
弟 P-141
息子 P-151
タバコ栽培 P-165
一 P-165
二 P-180
三 P-188
四 P-198
初出 P-203